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3.11~非常食体験・避難訓練~その②

避難訓練につづいて

非常食体験をおこないました。

廿日市保育園では、非常時(災害時等)に備えて

非常食を備蓄しています。

保育中にライフライン(電気・水道・ガス)が止まり、

給食が提供できないことを想定し、もしもの時に備えます。

非常食って??
こどもたちに伝わるように、先生から説明してもらいました。

でも、実際どんな味なんだろう?

非常時(災害時)に備え、非常食の味を知っておくことも

大切な経験だと私たちは考えます。

そこで、年に1度だけ、給食の代わりに非常食を食べる体験をおこなっています。

幼児クラスは、アルファ米を開けて自分たちで作るところから

乾燥剤やプラスチックスプーンを取り出し

必要量の水を注ぎ、1時間待ちます。

ライフラインが使えないことを想定しているため

お湯も使えません(※乳児クラスはお湯で作ります)。

1時間経つと、さっきのアルファ米がご飯になっていました!

水だけでごはんができるって不思議だね!

温めなくても食べられる非常食用カレーをかけて

食べてみましょう!おそるおそる、パクリ!

つめたいけど・・・おいしい!

自分で作ったことが嬉しかったこともあり、

意外といける口だったり、

いつも以上に食べている様子でした。

めざすこども像のひとつに『自分の力で生きぬくこども』があります。

自ら非常食を作る経験、食べる経験、

いつ起こるかわからない災害にも立ち向える子どもになってもらいたいです。

そしてこれらの体験は、変化の激しい社会を生き抜く力を育てることにもつながります。

 

3.11~非常食体験・避難訓練~その①

3月11日

大きな地震が発生

その後、津波警報が発表されたという

想定で避難訓練をおこないました。

地震発生直後

まずは、揺れがおさまるまで

ダンゴムシのポーズで頭を守ります!

揺れがおさまったら、先生たちが安全確認!

その後、津波警報が発令とのアナウンスが入りました!

安全を確保しながら2階の遊戯室へ向かいます。

「おさない、はしらない、しゃべらない、もどらない」

みんなできてますね。

地震で停電になったということで、

暗いなかで、お話をききました。

そのあとは、防災のアニメをみんなで学びます!

災害の時に大切なことを3つ教わりました!

① 机の下やクッションなどであたまを守る!

② 揺れがおさまったら、安全な場所に避難する!

③ 水が浸水してきたら、高い場所に避難する!

10年前の今日、みんなが生まれてくる前に

日本で大きな地震が起こったこと。

その地震の後で、大きな津波が発生し

おおくの命が犠牲になったこと。

みんなの大切な命は一つしかなく、決して替えがきかないもの、

自分の命は自分で守る!という意識をもってほしいです。

こどもたちへどこまで伝わったかわかりませんが、

これからも、命の大切さを教えていける機会をつくっていきます。

(非常食体験へつづく)